RedmineをWindowsに手動でインストールする手順 No.01
1. 前置き
RedmineをBitnami Redmineを使用せずに、Windows OSにインストールします。
Googleで検索しても、手動でWindowsにRedmineをインストールする方法が、なかなか出てきません。よく出てくるワードは、Bitnami Redmineです。Bitnami Redmineは、All-in-one インストーラであり、簡単な操作でRedmineのインストールおよび設定を行ってくれる便利なツールです。Bitnami Redmineには以下の項目が全部入っています。
- Redmine
- WebサーバーのApache
- バージョン管理のSubversion
- データベースのMySQL
- データベース管理のphpMyAdmin
- サーバーサイドスクリプト言語のphp
- オブジェクト指向スクリプト言語のRuby
- RubyのDevkit
以上のものが、たった数分でインストールされ、Redmineが動きます。また、多くの人がこのBitnami Redmineを利用し、Redmineを構築しています。しかし、その結果、Googleで「Redmine インストール Windows」などのキーワードで検索すると、Bitnami Redmineでインストールする方法であふれ、なかなか目的のページを見つけることができません。
よって、私のように手動でRedmineをインストールしようとしてる人は、検索だけで大幅に時間を費やすことになると思います。また、手動で設定を行うため、さらに時間がかかります。(英語のページをもっと読めよ…、君のスキルが低いからさ!などと思ってくれてかまわないです。本当に時間かかりました…)
そして先日、ようやく手動でWindowsにRedmineをインストールすることができたので、ここでまとめておきたいと思い、キーボードをたたいています。少しでも短時間でインストールを終えるために、なによりも私のメモのために!
2. インストールしたもの
- phpMyAdmin(phpMyAdmin-4.6.2-all-languages.zip)
- Apache用のSubversionモジュール(mod_svn-1.9.4-ap24-x86.zip)
- Ruby(rubyinstaller-2.2.4-x64.exe)
- Devkit(DevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx.exe)
- Visual Studio 2012 更新プログラム 4 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ
以上、11項目をダウンロードしました。ここで注意事項があります。最新のバージョンばかりをダウンロードしても、対応していないもの同士があってエラーが出てしまうことがあります。上記のバージョンでは、エラーが発生しませんでしたが、最新バージョンばかりで試した場合には、途中でエラーが発生してしまいました。バージョンには注意が必要です。
また、自分のPCが32bit(x86)と、64bit(x64)のどちらであるのかを知り、それに合わせたものをダウンロードしてください。
ImageMagickについては、最新版を使用すると、rmagickをgemコマンドを用いてインストールする際にエラーが出たため、過去のバージョンを使用しました。過去のバージョンは公式ページにないため、公式ページで紹介されている日本の大学のページから、過去のバージョンをダウンロードしてきました。(URLから推測すると会津大学さんなのかな?)
以上で、前置きとインストールしたものの紹介を終わります。Bitnami Redmineなら、
1個ダウンロードするだけで終わるので、All-in-one インストーラのありがたみを本当に実感します。しかし、今後も手動でインストールを続行していきます。(勉強になるので)
次回は、Rubyのインストール方法を紹介します。